2010年03月24日

産経的には国境の島は二つだけらしい

アルバイトを始めたり花粉症を発症したりで更新が滞っております。今日もお軽いところで一つ。

“国境の島”は外国人参政権付与に反対 与那国町、壱岐市など」という、いかにも産経的な記事があります。

タイトルを見た瞬間「壱岐ってどこにあるんだっけ?(と、ここでネットで地図を見る)対馬と九州の間じゃん!国境じゃないじゃん!!」と思ったわけですが、よくよく読んでみると壱岐市議会が反対決議を採択した理由は対馬が危ないということのようです。なんだか「満蒙は日本の生命線」みたいなトンデモ加減を感じてしまいますが、記事を読み進めると本物の「国境の島」である対馬市の市議会でも同様の決議を採択した反対の意見書を採択する決議を可決したということも報じられています。だったら壱岐より対馬をタイトルに入れるべきじゃないのか。

しかし「対馬」に「与那国」って、「対馬が危ない」「与那国が危ない」と、産経が連載ルポで取り上げた島が二つとも出て来て、それ以外の「国境の島」が一つも出てこないのは一体どういうことなんでしょうね。他の「国境の島」について一言も触れていないのに「国境の島」という馬鹿でかい主語で「外国人参政権に反対」と括ってしまうとは、産経新聞には報道倫理というものがないのかと疑ってしまいます(毎度のことではありますが)。

地図を見て「国境の島」を全部洗い出し(もちろん、外国人参政権に反対という社の方針に都合が良いからってどさくさ紛れに壱岐を含めちゃダメです)、片っ端からその島が属している地方自治体の議会に電話して、政府が検討している「永住」外国人への「地方」参政権の付与に対して採択した決議について問い合わせるくらいの仕事はしましょうよ……。

追記:なお、当方が前エントリで散々に批判した記事引用サービスを利用しているブログは現時点(2010/03/24 13:23)では二つほどあるのですが、それらではみずほたんをdisったりする一方でこの記事を絶賛しています。自称愛国者の皆さんのメディアリテラシーって、ホントろくでもないんだなぁ。

さらに追記:Google Mapの日本地図を貼付けてみました。ご笑納ください……これで壱岐島が「国境の島」だとしたら当然対馬は国境のアチラ側ということになります。先日チリで大地震が起きたとき「TBSテレビの津波警報画面に対馬が表示されない!」と盛大に吹き上がっていた愛国心あふるる諸君は、この記事を読んで何も感じないのでしょうか(嘲


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posted by あぐりこら at 13:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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