2010年08月24日

ニッポソの未来を担う花形産業「コールセンター」

今日じゃなくて昨日の産経抄これが「産業経済新聞」のコラムなのか?と本気で首を捻ってしまう代物でした。あ、3が付く日だからアホなのか。

昨年夏から、在大阪インド総領事を務めるヴィカス・スワラップさんが、日本に来て一番驚いたのは、 日本人が英語を話せないことだった。小紙(大阪版)のインタビューで語っている。 戦後米軍の駐留を経験し、トヨタやソニーを生んだ国なのに、と首をかしげる。

映画「スラムドッグ$ミリオネア」の原作「ぼくと1ルピーの神様」の著者が外交官だというのは知ってましたが、 日本にいたとは知りませんでした。ちょっとびっくり。

世界に冠たるハイテク企業を輩出した日本で英語を話せる人が少ないという事実は、インドみたいにインテリが軒並み英語を使う国から見ると確かに驚きでしょうが、母国語を使って科学技術先進国になったことは日本が世界に誇れる数少ない偉業の一つです。よもや反論せずに言われっぱなしだったんじゃあるまいな、抄子。

スワラップさんは、昨年大ヒットした映画『スラムドッグ$ミリオネア』の原作者 (邦題『ぼくと1ルピーの神様』)だ。スラムに暮らす18歳の無学の少年が、 なぜクイズ番組で全問正解し、巨額の賞金を獲得できたのか。 謎を解き明かすうちに、インド社会の諸相をあぶり出していく

「諸相」とか腰の引けた表現を使わずキチンと「暗部」と書けばいいのに。私は映画は見ていませんが、原作は面白いのでお勧めです。

映画ではカットされたが小説では、英国人神父から学んだ英語が、少年の危機を何度も救う。 スワラップさんによれば、英語はインド社会で上に昇るための「はしご」にほかならない。

主人公が孤児院にいた頃、悪徳里親(どう悪徳なのかは読んでみてのお楽しみ)と悪徳園長の会話(英語)を盗み聞きした主人公が、悪徳里親に引き取られそうな弟分を連れて孤児院を脱走する一幕があったのは憶えてますけど、他に英語が「危機を救う」シーンっていくつありましたっけ?英語ができるからとオーストラリアの駐在武官の家に住み込んで働いていたら……みたいな、英語が招いた危機を機転で切り抜けたエピソードなら記憶にあるんですけど。また、インドでは英語が成功の必要条件かもしれませんが「他所は他所、ウチはウチ」という言葉もあります。インドの真似がしたいなら日本もカースト制度を導入してみますか?

楽天などが社内の英語公用語化を発表して、「日本人と英語」をめぐる論議に再び火がついた。日本人同士が英語で行う会議など、こっけいとしか言いようがない。一方で英語に限らず、語学下手と公言していいのは、ノーベル賞受賞者の益川敏英教授ら一部の天才だけという気もする。

母語である日本語すらまともに読めない・書けない・話せない日本人が腐るほどいる状況で 社内の公用語は英語にするのは滑稽だと私も思いますが、他人が「語学下手」を公言する資格を、下野なう新聞のコラム風情が云々するのは輪をかけて滑稽です。

ところで、近ごろ「幸福立国」などともてはやされるインドの隣国ブータンは、「英語立国」をめざしている。小学校から英語で授業を受けているから、若者は総じて英語が堪能だ。それを生かしてコールセンター誘致の計画もある。

コールセンターって「英語を話せる人間を安く大勢雇える国」の花形産業なんですけど、 「産業経済新聞」は日本もブータンやインドやフィリピンと張り合って「英語立国」すべきという考えなのでしょうか。さらに指摘しておくと、こういうコールセンターのテレフォンオペレータの大半は「流暢ではないが、十分理解できる英語(←誇大広告)」を話すため、アメリカ辺りじゃ「電話は通じても話は通じない」と評判が悪いそうですが。

posted by あぐりこら at 01:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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